残雪を求めて 槍ヶ岳
2015.05.02-04 槍ヶ岳 (3,180m 長野県・岐阜県)
一度は却下されたGWの槍ヶ岳。
諦めて燕〜常念の縦走に変更したが、どうやら雪がないらしい。
これはチャンス。
槍ヶ岳の穂先にも雪がなくて安全アピールをして、槍ヶ岳行きが決定。
(画像をクリックすると1920×1280で見ることができます。)
1日目
新穂高温泉P〜白出沢〜滝谷出合〜槍平〜中崎尾根(テント泊)
2日目
中崎尾根〜千丈乗越〜槍ヶ岳〜飛騨沢〜槍平(テント泊)
新穂高から入ると、おそらくほとんどの人は槍平でテント泊、一部の人は槍ヶ岳山荘まで登ってしまうだろう。
わざわざ奥丸山から中崎尾根を行くって物好きな人だと思う。
中崎尾根を選んだのは、飛騨沢より景観がいいから。
西穂〜槍〜双六〜笠に囲まれつつも尾根を歩ける贅沢。
もう一つ。
槍平まででは時間が余ってしまって勿体無い。もう2〜3時間歩いて翌日を楽にしたかった。
が、
状態の悪い雪でバテて、尾根に出てすぐに幕営した。CT1:10のところ2時間以上もかかって計画は失敗。
こんなに体力使うなら槍ヶ岳山荘まで行けたかも。
トラバース部分も多くアップダウンもあり地味にキツイ。
しかし中崎尾根の魅力である贅沢な景色に癒されながら進むと相方が一言。
「この尾根つまらない」
・・・。
たぶんね、飛騨沢を歩いていたらもっとつまらないと思うよ?
こんな景色は見られないんだから。
気を取り直して最後の登りへ。
この高度感が楽しいのは自分だけのようだ。
よくがんばった!
翌日が晴れ予報ならここでテント泊がしたかったが、残念ながら雨予報。すぐに下山できるように槍平まで下りた。
せっかくここまでテント装備で来たのに、このまま下りるのはもったいないな。
燕〜常念はほとんど雪が無いように見えた。
残雪の北アルプスを見るなら絶好だが、残雪の北アルプスを歩くなら燕〜常念では物足りなさを感じていたと思う。
相方に不評だった中崎尾根ルートは私には楽しめた(笑)