雲海とともに 薬師岳
この連休にこのルートを行かなかったら、次はいつになるかわからない。
元々は裏銀座を歩く予定だったが、直前にきまぐれで変更。
なんとなく富山へ。
(画像をクリックすると1920×1280で見ることができます。)
1日目
室堂〜浄土山〜鬼岳〜獅子岳〜ザラ峠〜五色ヶ原(テント泊)
2日目
五色ヶ原〜鳶山〜越中沢岳〜スゴ乗越小屋〜間山〜北薬師岳〜薬師岳〜薬師岳山荘〜薬師峠(テント泊)
3日目
薬師峠〜太郎平小屋〜折立
スタートは雨だった。
予報では晴れてくるとのことだったので特に気にしてなかった。
しかしカッパを着ての登山は苦手だ。
車は立山駅に止めた。
とにかく立山駅に来ることが第一関門と言ってもいいくらい遠い。
睡眠時間1.5時間ほどで五色ヶ原までのルートは厳しく、後半はよく覚えていない。
五色ヶ原まで日帰りみたいな気軽な装備で来て、散策されてた女性がいた。
翌日どんなルートに行ったのかわからないが、こんな楽しみ方ももちろんアリである。
シルバーウィーク。逆に贅沢。
五色ヶ原の大地は別天地だった。
室堂からひと山越えて初めて踏み込むエリア。
のんびりと流れる時間。
日が落ちたらすぐ寝たけど(笑)
翌朝、鳶山で薬師岳とご対面。
今日はあれを越えるが、絶望的に遠い。(↓右上の2つのピークの左側)
ぐっすり寝たので気合入れていこう。
途中、振り返って。
立山方面に帯状の雲が山を越えて流れていた。
今日のスタートの五色ヶ原はどこだかわからない。
お隣の稜線、赤牛岳と水晶岳を望むトレイル。
この2日目が最高の天気に恵まれてラッキーだった。
薬師岳がかなり近づいてきた。
中腹にスゴ乗越小屋が見える。
体調はかなり良く、コースタイム以内で歩けてる。
スゴ乗越小屋へは10時頃に着いた。ここまで約5時間。
行くか泊まるか、ここが運命の分かれ道となる。
少しだけ作戦会議して行く決断をする。
ペプシを飲んで先へと進む。
小屋から薬師岳まで、ずっとこんな道なら歩きやすいのに。
とはいえ、この辺りで牛歩ならぬ亀歩だった。
黒部源流方面の景色。
北アのシンボル槍ヶ岳まで見えてます。
そろそろ歩きがキツイので、立ち止まっては周りの景色を焼き付ける。
この日の富山側の景色はずーっと雲海。
昼頃になって少し雲が上がってきて立山方面は雲がかかりそうだったが、夕方まで頭を出していた。
雲海好きのは堪らない稜線歩き。
もう少し余裕があったらよかった。
北薬師岳から一度下って登り返すのに、ここに来てシャリバテ。
薬師岳山頂の向こうに薬師岳山荘が見える場所でガッツリ休みつつ作戦会議して、無理せず小屋に泊まろうかという決断に。
上高地まで行くという同じペースで歩いていた女性には先に行ってもらった。
そうと決まれば後はすぐそこに見えている小屋に下りるだけ。
頂上でも1時間以上ゴロゴロと堪能してました。
百名山達成の方のお祝いをしたり、テント場まで下りる方を見送ったり。
そろそろ行くかーってな感じで下り始めると雲ノ平の小屋とテント場が見える。
それほど混んでるようには見えなかったけど、どうだったんだろうか。
雲に向かって小屋まで下りる。
覚悟はしてたが、受付してから案内されるまで相当な時間がかかるそうで。
ビール飲みながら第三回作戦会議した結果
「テント場まで下りよう」
北薬師岳から薬師岳山荘まででトータル2時間くらい休憩してる(笑)
おかげ歩き出したら意外とすんなりテント場まで行けた。休憩無しで行けと言われれば難しいが。
時刻は18時前。暗くなる寸前になんとか寝床確保。
シャリバテしてたはずなのに食欲は無い。
3日目太郎平小屋から少し下ったところから。
この辺りの大地も素晴らしい景色だった。
折立からはバスと電車で立山駅まで戻る。
バスは予約制とのことだったが、予約者は4人ほど。予約無しが15人ほどでスカスカ運行だった。
2日目の行程が想像以上にアップダウンがあり、結果的にバテてしまった。
思えばスゴ乗越小屋でうどんでも食べておけばとか、一泊しておくのが確実だったかなーと反省。
いろいろ体力的に厳しかった部分が大きい。
ま、なんとか歩ききったからいっか!