天候不順の夏 火打山と新潟観光
2017.08.11-15 火打山 (2,462m 新潟県)
このお盆休みは、飯豊連峰を縦走する予定だったが 微妙な天気。行けなくはないが、ガスに覆われた稜線は歩きたくない。という事で予定を変更するわけですが。
予定では 1日目にSLに乗ってから川入の民宿に前泊、山中2泊して下山後に奥胎内ヒュッテで1泊する、プチノンビリな計画で、キャンセル料を支払うのも勿体無いので有効活用しつつ、普段行けない山に行こうということになりました。
飯豊より北側のエリアは天気が悪そうなので、晴れマークも出てる北アルプス北部に近い火打山と妙高山を目指すことにします。
SLは磐越西線を走る「SLばんえつ物語」。8/11分発売日にグリーン席を抑えました。
新潟から一つ目の新津駅にパーク&ライド用の駐車場があるので、5日間駐車させてもらうつもりでしたが、予定を変更したので日帰りで駐車します。
が、
お盆休み初日の渋滞に捕まり、SLの出発時間ちょうどに到着。力強い煙を上げながらゆっくりと発車するSLを駐車場から見送ることに。
どうしよう。
乗れなくてもいいからせめて間近にSLを見たいという一心で、SLを追いかけることにしました。
次の駅、五泉駅には間に合いそうにないのでその次、咲花駅へ先回りして駅前に車を停めさせてもらいました。ローカルな無人駅だったので撮り鉄の皆さんも集まっています。そこに煙モクモクのSLが入ってきて、写真を撮っていた僕らは躊躇しつつも飛び乗りました。周りから見たら「あいつら乗っちゃったよ(笑)」みたいな感じだったと思います(笑)
グリーン車は最後尾に連結されており、入り口に乗務員の方がチェックしていて、グリーン券がないと入れません。最後尾が展望席になっているためだと思います。
チケットは飯豊の玄関口である山都駅まで買ってありましたが、その日のうちに妙高高原に行くつもりなので二駅先の津山駅で戻ることにします。津山駅では20分ほど停車して点検や整備などをされていました。その間は乗客と見物客でホームはごった返していました。
動くSLを乗るのはもちろん、見るのも初めてで、童心に戻って興奮した時間でした。
霧に包まれている妙高高原の笹ヶ峰キャンプ場に来ました。
受付棟にシャワーとコインランドリー、麓にはお風呂もスーパーもあるので連泊も 苦になりませんね。とても快適です。
2日目の朝、夜中ずっと降っていた雨も止みテントを撤収して登山準備をしていたらまた雨。しかもザーザー降りです。1時間ほどで止んだのでカメラはドライバッグの中へ入れ、カッパの下は履いて、いつ降り出しても言いような準備をして出発しました。
最初は木道が続きますが、この後カミナリを伴う土砂降りで、泥濘を通り越して川のような登山道でメンタルをやられます。
高谷池ヒュッテが近づくと雨も止み、青空も見えたりしてテンションも上がりますが、期待とは裏腹に午後の天気は不安定。降ったり止んだり、晴れたりガスったり。妙高山は中止にして、翌日に火打山のみ登る事にします。
3日目、朝起きると真っ白な世界でした。北アルプス北部は2300以上が晴れ予報だったので山頂での晴れを期待して火打山に登ります。
山頂が近づくとガスが取れかかっている!これは期待できそうだ。ヤマテンさんありがとう!
で、山頂。頭の上だけ青空が見えますが周りの景色も隣の山も見えません。少し粘ってみましたが、余計にガスってきて雨になりました。はぁ〜。
天狗の庭まで下りてくると少しガスが取れて、いい雰囲気でした。
山頂方面はこの日はずっとダメそうでした。
下山後また 笹ヶ峰キャンプ場で1泊。お風呂や洗濯をしていたら暗くなってしまって、虫と格闘しながらの食事となりました。こういうキャンプ場は初めて利用しましたが、快適過ぎてハマりそうです。
4日目は夕方までに奥胎内ヒュッテにチェックインするだけなので、下道で新潟県を縦断します。と言っても目的は「どこかで海鮮を食べたい」だけ。上越市からひたすら海沿いを走ります。途中道の駅でツブ貝の串焼きを食べましたが、食事処は何か違うのでパス。漁港があればなーと思っていてら、 ナビに寺泊港の文字が。どうやら魚のアメ横通りがある観光地のようです。
周辺は渋滞していて駐車するまでかなり時間がかかりましたが、美味しい海鮮に辿り着けて大満足です。串焼きももちろんありましたが、生ガキも200円〜とリーズナブルなお値段でした。
新潟の市街地はR8〜R7のバイパスで混雑もなくひとっ飛び。市街地バイパスとしては理想的な形ですね。夕方には奥胎内ヒュッテに到着しました。
飯豊縦走から泥だらけで訪れてもエントランスに汚れ落しの水道があるので安心です。雰囲気のある建物ですが、ロビー階とB1階の大浴場と5階客室のみしか行き来できない謎な建物でした。予約が多ければ3階4階も解放するのでしょうか。でもそうすると大浴場はともかく、食堂はキャパ足りなそうなので食事時間の希望は受け入れられないかもしれませんね。この日は10組ほどしか宿泊していなかったので、お風呂は貸切状態でした。
美味しいお酒と美味しいお料理で楽しめました。
5日目。朝に近くの散策コースを歩こうと思いましたが、サンダルで行けるような感じではなかったので引き返して来ました(笑)
今回は飯豊連峰縦走は断念しましたが、また飯豊を計画するなら同じ行程で行きたいと思います。5連休は必要なのでお盆休み以外には考えられませんね。
来年?再来年?さてさて。