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主に登山の記憶

日白山はいいぞ。

 

2020.02.24 日白山(1,631m  新潟県

 

土日月の三連休は微妙な天気になった。八ヶ岳は風はあるけどそこそこ良さそうで、北ア谷川は日曜荒れて、谷川は回復が遅い。日月で本沢温泉でテント張ってグダグダしようかなとも思ったけど、基本的に八ヶ岳に気持ちが行かない。そうこうしてる内に谷川の回復が早まってきた。三連休最終日に日帰りって残念感強すぎるけど、ここは日白山でしょう!せっかく朝まで雪なら新雪ラッセルしたいので早めに行きました。

 

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宿場の湯の裏にある駐車スペースには男女ペアの1組だけ準備をしていました。まだまだマイナールートとはいえ、だいぶ浸透してきたような感触はある日白山。ぱっと見10台(帰りには30台以上)は止まっていた平標山と比べると、まだマイナーであって欲しいと願っているけど、この記事を見ていただいているあなただけに教えちゃう。

 

日白山はいいぞ。

 

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男女ペアは先に出発。まだ2人が見える距離で自分も出発します。すぐ追いつくだろうから3人でラッセルして、後から追いついてきた人を巻き込んで…等を考えていたら、先行ペアがまさかの登山口通過。登山口は文明屋さんの右に登って行くんですよ。登り始めて左を見下ろすと男女ペアがスマホ見て確認してるようす。上を歩く僕に彼らが気づいたかどうかはわからないけど先にいかせてもらうことにしました。

 

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ニ居峠までは新雪10cmほど。以前のトレースがボコボコ見えてるけど凍っていて、足首を捻りそうなので慎重に。東屋に着いたら裏手から尾根に入ります。薮を縫うように林の中を進むとしばらくして雪庇尾根に出ます。もう僕は雪庇に心をやられちゃってるので、曇っていようが風が強かろうが膝まで埋まろうが楽しくて仕方ありません。

 

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東谷山手前から霧氷地帯になっていたのは昨年と同じだけど、晴れ間は少なく風も強くて、スタートからしていたグローブでは指がヤバくなってきました。ほどなく東谷山山頂だったので、バレンタインに近所のスーパーで買ったハート型のチョコをかじるついでにグローブチェンジ。日白山までの尾根が輝いています。

 

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東谷山の次のピークを目指している頃、東谷山山頂に二人の姿が。しかももう一人増えてる。東谷山を過ぎてから一段と雪が増えて疲れも出てきましたが、ここまで一人でツボ足ラッセルしてきて追いつかれるわけにはいきません。ムチ打って加速しながら日白山山頂を見上げるとスキーヤーの方が先に別ルートから登頂していました。嗚呼。

 

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なんとか後続から逃げ切り先頭で山頂へ。一人ラッセルで登頂なんて初めてのことだったので凄い充実感満足感。アドレナリンも出まくってました。スキーヤーの方は僕の下山ルートから登ってきたそうです。後続の男女ペアの二人はスノーシューでした。僕の役目は終わったので先に行ってもらって、少し平標山方面に下った霧氷の中で休憩しつつ、谷川の稜線にかかっている雲が取れるのを待ってみます。

 

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中々取れないのでシビレを切らして下りてしまったけど、後30分も待てば取れてた気がします。ちょっと早まったかな。まあ下りてしまえばソロの時は風呂も入らず帰途につくことが多いけど、今回もすぐ帰りました。この日夕方は関越道がかなり渋滞したようで、その情報を知ったのは自宅でビールを飲んでいた頃です。

 

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ここの尾根と霧氷のコラボは最強です。静かなルートで最高の景色(晴れれば)。ホントは誰にも教えたくないんだけど、もう一度この記事を見てくれたあなただけに言います。

 

日白山はいいぞ。

 

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Camera : FUJIFILM X-T2

Film Simulation : PROVIA

Lens : FUJIFILM XF16-80mmF4 R OIS WR

 

 

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