Now On Summit

主に登山の記憶

晩夏の大天井岳を満喫

 

2017.08.26-27 大天井岳(2,922m 長野県)

 

  

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北アルプスで好きな山と訊かれれば、間違いなく大天井岳はその一つだ。

 

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理由としていくつか挙げると、テントから10分で山頂、1日目でも稜線歩き、槍ヶ岳が近い、など。そのまま飲めて冷たくて美味しい無料の水場があれば完璧なのだが、残念ながら周辺にはそういう水場は無い。しかしながら何はともあれロケーション。目の前の槍穂高はもちろん、燕から歩いて来た稜線、裏銀座の山々、立山、針ノ木、その奥は後立山まで、北アルプスの名峰が一望できるのである。燕山荘から更に3時間も頑張る必要があり体力的には大変だが、今回のような晴天だと気分的にはそれほど大変ではないかもしれない。

 

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「やべー!最高!」

真新しいトレッキングシューズで普段使いのリュックサックを背負った若者が二人、燕岳を目指して登っていた。聞くと、登山3回目で初めて晴れて初めてのアルプス。そりゃテンションも上がりますよ。歩くペースは早いが、すぐ立ち止まって景色を眺めるので抜いたり抜かれたり。

「何度もすいません。」

気にしないでくれ。君達が一回立ち止まる度にどんどん山が好きになっていく様子が楽しいんだ。この夏で数少ない当たりの日、思い切り楽しんで欲しい。

 

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 この夏は天気に恵まれず、予定していた山行はひとつも行けなかった。いや、「行かなかった」が正しいか。時間とお金と労力を使って、雨やガスで展望のない山頂に立つことを極力避けるためである。この日は色々な天気予報を見て絶対晴れると確信したので、稜線歩きができる大天井岳へ鬱憤晴らしに行った。渇望していた青空だけで、この夏の鬱憤を晴らすのには十分だった。

 

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