いろいろ残念 皇海山・鋸山
2015.06.06 皇海山 (2,144m 群馬県・栃木県)
鋸山 (1,998m 群馬県・栃木県)
同僚がエスティマにデリカ用のごっついタイヤを装着して、「皇海山への林道もこれで余裕」とのことだったので、便乗して行ってきました。
皇海橋の駐車場に着くまで雨が続き、まったくテンションは上がらず。しかも慣れない助手席で林道1時間。若干車酔い(笑)
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皇海橋P〜皇海山鋸山分岐〜皇海山〜皇海山鋸山分岐〜鋸山〜皇海山鋸山分岐〜皇海橋P
ひたすら森。
蒸し暑くなくてよかった。それでも足は進まず遅れまくり。
天気は回復する兆しもなかったが、同僚に怪しい薬をもらって体調は多少回復。
鋸山の急峻な岩場はウェットだったので慎重に。
展望があるはずの山頂で小一時間晴れ待ちしたものの、時折下のほうのガスが取れる程度で上の雲が取れることはなかった。
ほとんど樹林帯でも鋸山まで足を延ばせば、メリハリのあるルートと、ほどよいコースタイムで日帰りにはちょうどいい。まぁ、天気と、あの林道のおかげで100%楽しめませんでしたけど、下山すると晴れるのはお約束です。
群馬から新潟へ 谷川岳〜茂倉岳
2015.05.23-24 谷川岳 (1,977m 群馬県・新潟県)
一ノ倉岳 (1,974m 群馬県・新潟県)
茂倉岳 (1,978m 群馬県・新潟県)
自家用車で行って、電車バスで車を回収。
これができれば自家用車派でも縦走がやりやすくなって、ルートの幅が広がる。谷川エリアの地図を見てるといろいろパターンはあるが、今回はその初級編。
避難小屋泊で行ってみた。
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1日目
土合駅〜西黒尾根〜谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳〜茂倉避難小屋(泊)
2日目
茂倉避難小屋〜茂倉新道〜土樽駅=(JR上越線)=土合駅
□□□ 避難小屋での人間模様
先客は山岳会らしき男女ペア。男性は60オーバー、女性は30代。男性はすっかり出来上がっていて避難小屋でのウンチクを語っている。声が大きいので嫌でも話が聞こえてくるが、ちょいと一眠り。
目が覚めると傾いた日に当たりながら相方は本を読んでいた。男性の話はまだ続いている。女性がトイレに立つと1人になった男性は10秒おきに咳払いをする。寝るときにされなきゃいいんだが。
今日はもう誰も来ないと思っていたら17時ごろに立て続けにソロの男性が2人来た。50前後の男性と30代半ばくらいのオシャレ山ボーイ風。2人とも水場をアテにしていたようで、水場は雪の下なので雪を溶かしたほうがいいと話をしたら、ため息混じりの返事をしていた。
50男性は空のペットボトルに雪を入れて溶かそうとしていた。バーナーはないらしい。さて…。
一方、山ボーイは手際よく水を作って食事をしていた。彼は隣で雪の入ったペットボトルを振っている50男性を見るに見かねて、レトルトを湯煎した残りのお湯を渡していた。僕らも湯煎後のお湯ならあるんだが…それはサトウのごはんを湯煎して、若干プラスチック臭くなったお湯。こんなのでよければと差し出すと、喜ばれた。
聞けば、肩の小屋に14時だったので泊まってもよかったが、こっちもアリかなと来てみたらしい。行き当たりバッタリな上、準備不足過ぎて感心しない。
明るいうちに晩餐も済ましてしまったため、日が沈んだらシュラフに潜って寝るだけ。心配だった山岳会男性の咳払いはなく、彼は誰よりも早く寝たようだ。
朝4時に目覚ましをセットしていたのは自分だけだった。外に写真を撮りに行って戻ると行き当たりバッタリさん以外は朝食&片付けをしていた。山ボーイはやはり手際がよく、ちゃっちゃと準備して5時頃に出て行った。山岳会男性は相変わらずトークを飛ばしているので、僕らも6時前に出発。
バッタリさんはまだ夢の中のようだ。板の間の上に直シュラフで冷たくないのかな。
残雪を求めて 槍ヶ岳
2015.05.02-04 槍ヶ岳 (3,180m 長野県・岐阜県)
一度は却下されたGWの槍ヶ岳。
諦めて燕〜常念の縦走に変更したが、どうやら雪がないらしい。
これはチャンス。
槍ヶ岳の穂先にも雪がなくて安全アピールをして、槍ヶ岳行きが決定。
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1日目
新穂高温泉P〜白出沢〜滝谷出合〜槍平〜中崎尾根(テント泊)
2日目
中崎尾根〜千丈乗越〜槍ヶ岳〜飛騨沢〜槍平(テント泊)
新穂高から入ると、おそらくほとんどの人は槍平でテント泊、一部の人は槍ヶ岳山荘まで登ってしまうだろう。
わざわざ奥丸山から中崎尾根を行くって物好きな人だと思う。
中崎尾根を選んだのは、飛騨沢より景観がいいから。
西穂〜槍〜双六〜笠に囲まれつつも尾根を歩ける贅沢。
もう一つ。
槍平まででは時間が余ってしまって勿体無い。もう2〜3時間歩いて翌日を楽にしたかった。
が、
状態の悪い雪でバテて、尾根に出てすぐに幕営した。CT1:10のところ2時間以上もかかって計画は失敗。
こんなに体力使うなら槍ヶ岳山荘まで行けたかも。
トラバース部分も多くアップダウンもあり地味にキツイ。
しかし中崎尾根の魅力である贅沢な景色に癒されながら進むと相方が一言。
「この尾根つまらない」
・・・。
たぶんね、飛騨沢を歩いていたらもっとつまらないと思うよ?
こんな景色は見られないんだから。
気を取り直して最後の登りへ。
この高度感が楽しいのは自分だけのようだ。
よくがんばった!
翌日が晴れ予報ならここでテント泊がしたかったが、残念ながら雨予報。すぐに下山できるように槍平まで下りた。
せっかくここまでテント装備で来たのに、このまま下りるのはもったいないな。
燕〜常念はほとんど雪が無いように見えた。
残雪の北アルプスを見るなら絶好だが、残雪の北アルプスを歩くなら燕〜常念では物足りなさを感じていたと思う。
相方に不評だった中崎尾根ルートは私には楽しめた(笑)
大展望の尾根歩き 越後駒ヶ岳
2015.04.18-19 越後駒ヶ岳 (2,003m 新潟県)
GW前に北アルプス行きたいなーと思いつつ暴風予報なので、翌日の天気ももちそうな上越の百名山へ。
雪の北アルプスへはほとんど行けない間に上越方面にも興味が湧いていた。
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1日目
石抱橋〜道行山〜小倉山〜駒の小屋〜越後駒ヶ岳〜駒の小屋(テント泊)
2日目
駒の小屋〜小倉山〜道行山〜石抱橋
まだまだ雪はたっぷりあった。
車から降りると空気はひんやりしているが、歩き出すと途端に暑い。
今日は登るだけだ。ノンビリ行こう。
小屋までは小ピークを幾つか繋ぐ稜線歩き。
天気がいいとテンションも上がって、不思議と体力的にも楽になる。
広い尾根を登る。
登る。
小屋直下の急登三連発を登りきり、ようやく駒の小屋が見えた。
青空がなくなってきたこともあり、流石にこの登りは堪えた。
夕方、薄曇りになってしまったが、頂上を目指す。
土地勘が無いうえに山が多すぎて山座同定は無理。
わかったのは八海山、中ノ岳、燧と至仏、会津駒くらいか。
小屋も素晴らしいロケーション。
早朝に空を見ると天の川が見えていた。
キーンと冷たい空気の中、テントから出て空を見上げる。
山で泊まるときの楽しみ。堪らん。
少しモヤっていたが朝焼けもしかり。
下りは貸し切り。
風も穏やかで展望のいい尾根歩きはサイコーです。
思ってた以上にスケールの大きい山だった。
テントを担いで登るにはちょうどいい距離だと感じた。
やはり上越の景色は素晴らしい。
命拾って柄を落とす 権現岳敗退
2015.03.14-15 権現岳 (2,715m 長野県・山梨県)
ちょっと大袈裟なタイトルですが。
山は3週空いて、テント泊は正月の赤岳鉱泉以来2カ月以上ぶり。ワカンも持ってフル装備です。
重い。
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1日目 天女山入口〜天女山〜天の河原〜前三ツ頭〜三ツ頭〜前三ツ頭〜1800m幕営適地(テント泊)
2日目 1800m幕営適地〜天の河原〜天女山〜天女山入口
「痛え、痛え」
三ツ頭に出てから猛吹雪で横からというか下から雪が当たって堪らずバラクラバを装着する。
目指す幕営ポイントは三ツ頭から権現岳方面へ少し下ったところだった。ホワイトアウト寸前の猛吹雪。先にテント装備の3人パーティが居たはずだが、トレースは無い。しかしこの日は午後から天気が回復する予報で、翌日の天気図は登山日和になりそうな高気圧に覆われる天気図ということで、ソロなら進んでいた。
「これ、行かないほうが良くない?手前の樹林帯で張ろうよ。」
相方の一言で我に返る。
そうなのだ。幕営予定地でもこの場でもたいした差はない。強行するリスクを犯す必要もない。相方の一言に命拾いして、少し戻った樹林帯の斜面にテントを張ることにした。直接の風は凌げるが舞った雪が巻き込んできていたので急いでジャケットの下にフリースを着て、整地するためのスコップを出したときに気付いてしまった。
スコップの柄が無い。
何処かで落としたのか、車か自宅に忘れたのか。とにかく斜面を切り崩して整地するのにスコップのブレードだけでは埒があかない。時間的にも余裕はある。下りよう。
せっかく担ぎ上げたテントと食材を使うべく、下山途中の平坦地でテントを張った。木に囲まれていて決していいロケーションではなかったが、疲れもあったので即決した。
まぁ、あと10分下れば開けた平坦地で満天の星空が見れたわけだが(笑)
結局スコップの柄は見つからず、何処かで落としてしまったのだろう。今後はパッキング方法を見直す必要がありそうだ。
今冬の最終目標 西穂高岳
2015.2.21 西穂高岳 (2,909m 長野県・岐阜県)
2月の西穂高は狙っていた。
この日の天気予報は全国的に晴れ。風もなく絶好の登山日和になりそうだ。
しかし・・・
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西穂高口駅〜西穂山荘〜丸山〜独標〜ピラミッドピーク〜西穂高岳〜ピラミッドピーク〜独標〜丸山〜西穂山荘〜西穂高口駅
寝坊した。
遠足に行く前の子供みたいに寝付けなかったわけではないが、寝坊した。
始発ロープウェイに間に合わないようなら行き先変更だ。
いつもより少し飛ばし気味に中央高速を松本まで。
4時に起きて7時に松本に着いた。過去最速。予定通り、新穂高ロープウェイを目指し、なんとか始発ロープウェイに間に合った。
最高の天気だ。
最高すぎてインナーとハードシェルだけで歩いた。
さすがに独標までは人が多い。
その分トレースはばっちりだが、所々で踏み抜く箇所も。
去年は相方に迎えられた独標で、今回は見送られ山頂を目指す。
予定より時間は押している。間に合うか。
前日までの降雪でトレースがないらしく、先頭の方がトレースを付けている。
同じ始発のロープウェイで来たはずなのに、ここまで差がついてしまうとは。自分もこういうリードする側になりたい。
みなさんに付けていただいたトレースのおかげで、設定時間ギリギリに登頂。
先頭の方もまだ山頂にいらしたのでお礼を言うと
「いや、これくらい大したことないッス」
カッコ良過ぎです。
登りのときは振り返る余裕もなく、下るときに登ってきたルートを見るとなかなかエグい。
とはいえ、独標〜ピラミッドピークが一番緊張するところ。他のピークは巻くところも多く、危険箇所も少ないように思えた。
登りで体力のほとんどを使った感があったので下る体力が残ってるか心配だったが、山荘まではそこそこ軽快に戻れた。
その後は。。。
本来ならテント泊をして2日目にアタックする予定だった。
翌日の予報があまりにも良くないので日帰りアタックになった。
何はともあれ無事登頂でき帰ってこれたことに感謝。
トレースを付けてくれた先行者と天気に感謝。