Now On Summit

主に登山の記憶

憧れの会津駒ヶ岳まで魅惑の稜線を

2016.04.02-03 三岩岳 (2,065m 福島県
        大戸沢岳 (2,089m 福島県
        会津駒ヶ岳 (2,133m 福島県


Wikipediaによると日本には駒ヶ岳が20もあるらしい。自身5つ目の駒ヶ岳でした。
箱根にもあるんだね。もしかしたら子供の頃に登ってるのかも。



(画像をクリックすると1920×1280で見ることができます。)

1日目
沢登山口=(バス)=小豆温泉〜国体コース〜三岩岳(テント泊)

2日目
岩岳〜2057ピーク〜大戸沢岳〜会津駒ヶ岳〜滝沢登山口



テント泊です。重いです。いきなり標高差1,300mもあります。
バスを降りてスタートしたのが10時前。今日は16時リミットで行ける所まで頑張る。




珍しく定期的に休憩を挟みつつ稜線を目指すも、最初の意思表示とは裏腹に限界は早そうです。
穏やかな稜線でどこでもテントは張れそうなので、翌日のことも考えると三岩岳を越えて1つくらいはピークを越えたいところですが、三岩岳で限界。マジ限界。15時半に直下の広場でテントを設営しました。歩行時間は約6時間。




夜は少し風が出ていたが満点の星空だった。久しぶりに見る山での星空は改めて稜線テント泊の醍醐味を味わわせてくれた。
新しいカメラで撮ってみたが電池が無くなったら困るので、いろいろと設定をを試すこともなく、なんとなく撮れる事だけ確認してやめた。

朝は空に雲が張り付いているようだった。午後から崩れる予報だったので、このまま曇りでもいいから下山までもってくれないかな。
しかし雲の隙間からご来光も見え、白い山々が赤く染まる。期待しちゃうぞ。



そこそこ締まってるが足首くらいまで沈む雪質。最初から最後までずーっとこんな感じで、稜線に足跡を付けてきた。



いくつかアップダウンを越える頃には天気は回復し、忘れかけていた縦走の苦しさと楽しさを思い出すと、あとは駒ヶ岳まで緩い上りになる。
前方には駒ヶ岳、右にはまだまだ白い北側の山々。何一つ山名がわからないが、この景色は中毒性がある。やっぱ残雪期はコレだな。



逆ルートで歩いてる人がいるのかと思っていたら、誰ともすれ違わなかったので今日の一番乗りかな。前日の賑やかさは山頂に残された足跡たちが物語っていた。



5時に三岩岳を出発し、9時に会津駒ヶ岳に登頂、12時下山。歩行時間は約7時間。
二日間トータルで約13時間の残雪山歩きでした。

ここ何回かの山行は天気に恵まれ、気持ちよく今シーズンの雪山を終えることができます。
今シーズンは雪が少ないと言われていたので混雑を避けてメジャーなルートには行かなかった結果、いろいろな新しい発見と充実した雪山歩きができました。
特に積雪期限定ルート、と言ってもほぼ残雪期限定ですが。僕が求めていた雪山はアルパイン的なものではなく、こういうものなのかなと気付かせてくれた「ブナの沢旅」のakoさんに感謝!