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主に登山の記憶

谷川岳で2017登り納め

 

2017.12.31 谷川岳 (1,977m 群馬県新潟県

 

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前回の蛭ヶ岳の一週間後にギックリ腰をやらかしまして(その前にも腰を痛めてるんですけど)、二週間近く会社を休んで療養しておりましたが、12月に入り忙しい毎日を送っていたら治るものも治らない状況でした。2015年の大晦日に快晴ガラガラの谷川岳を味わっていたのが心のどこかに残っており、また大晦日に谷川岳を狙っていました。大晦日に照準を合わせて腰を労わりながらその時を待っていたのですが、26日頃にまた痛み出し、コルセット生活を余儀なくされました。幸い痛みは酷くなることもなく引いてきたので、日帰りで荷物も軽く、天気もまずまずのようなので行けるだろうと判断し、今シーズン初の雪山に出かけました。

 

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クリスマス以降~前日までにかなり降ったようで、先頭はラッセル必至だったかと。最初のゲレンデ脇の斜面が一番大変そうなイメージでしたが、後発組の僕らが通る頃にはシッカリとしたトレースができていました。

 

ゲレンデ脇を登りきったところに雪庇は張り出ていませんでした。雪庇を崩して登りたかったのにちょっと残念。そこから避難小屋までも結構フカフカで、アイゼンでスタートしていましたが、ちょっと失敗だったかなと。徐々に抜かせてもらい先頭に近づくと先行者のアイゼンの方がスボスボ埋まってたのを見て、そのタイミングでワカンにチェンジ。スタートからワカンでもよかったです。

 

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2015年大晦日の熊穴沢避難小屋は半分ほどの埋まり具合で、中に入ってる人も居たくらいでしたが、今回は完全に埋まってました。谷川岳の積雪量の基準ですね。

 

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昼には晴れ間が広がる予報だったはずなのに避難小屋から上はだんだんガスってきて、視界も悪くなってきました。そんな中、かなり長い範囲にクラックが入っており、覗くと少なくとも深さは3mはありました。この地面がもし滑って、大規模な雪崩にでもなったら大変なのですが、どっちに滑るかもわからないような場所にあったので、落ちないように行くだけでした。

 

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抜くことはあっても抜かれることはなかったため、気付いたら5番手くらいを歩いていました。先行者はBCかな。アイゼンも付けてなさそうなツボ足で歩幅がぐちゃぐちゃ。ワカンで歩幅を合わせるのが難しいので新規にトレースを刻んでみたり。そんなことをしてたらいつのまにかあの道標が目の前にありました。小屋もうっすら見えます。

 

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ここまで来たら頂上は目の前。ザクザクザク~と小走りに進みだすとガスが一気に取れてきました。待ってましたよ、この景色。高曇りだけど十分最高です。腰が痛くなったら引き返そうと思ってました。でもむしろ絶好調でいいペースで登れちゃったので拍子抜けです。

 

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小屋まで下りて、風をしのげる脇で休憩していたら、辺りはまた真っ白に。雪もチラついてきたので帰りましょうか。

年が明けて2日頃から、これを書いている6日現在も鼻と喉の調子悪く、成人の日山行は中止です。なんか色々免疫力が弱っているような。情けない。

皆様も体調管理はしっかりと。